謄写印刷器材店のPR誌から覗いた戦前・戦後史
昭和35年(1960年)

この年は、No.96〜101の6号を発行しました。
「復刊百号記念特集号」と銘打ったNo.100では、若山八十氏氏、植本十一氏、竹内三二郎氏ら10氏による記念座談会が掲載され、月報の歴史と意義を振り返っています。
巻頭のあいさつで、《最近行われております新技法・新器材のすべては、本誌によって発表されたと申し上げても、あえて言いすぎでないことは、皆様ご承知の通りでありまして、また今日の指導的双璧となっている日本孔版文化の会、全日本謄写印刷業組合連合会の結成にも、本誌は重要な役割を果たしてまいりました》と幅弓之助が述べているのは、PR誌上での発言ではありますが、事実からそう遠いものではありません。
しかし、この時期ともなると、かつての孔版界の熱気は紙面からも失せ、「昭和堂月報」もその役割を終えようとしていることが感じ取れます。
第T部 戦前編
昭和8年〜12年

第U部 戦後編
昭和23年(1948)
昭和24年(1949)
昭和25年(1950)
昭和26年(1951)
昭和27年(1952)
昭和28年(1953)
昭和29年(1954)
昭和30年(1955)
昭和31年(1956)
昭和32年(1957)
昭和33年(1958)
昭和34年(1959)
昭和35年(1960)


トップページ
ショーワホームページ
■この年
5月、日米新安保条約を衆院で自民党が単独可決。安保反対派によるデモが連日国会に押し寄せる。
6月、新安保条約が自然成立。
9月、カラーテレビの本放送開始。
10月、浅沼社会党委員長、右翼少年に刺殺される。
12月、政府が国民所得倍増計画を決定。
この年、ダッコチャン人形大流行。インスタントラーメン・コーヒーなど登場。