Google Chart Tools は Google がオンラインで提供しているグラフ描画サービスです。JavaScript の基本的な知識が必要ですが、環境としてはウェブブラウザーさえあればいいので、手軽に使うことができます。
公式サイトのサンプルギャラリーはこちらです。
ここにある基本形から、色、サイズ、データなどを入れ替えて多様なグラフが作れます。
こちらのチュートリアルビデオがわかりやすくできています。見るだけで Chart Tools の概要をつかむことができます。
次のサイトに充実した解説記事があります(現在13本)。これだけ読めば Google Chart Tools が使いこなせるようになる内容です。
公式サイトはこちらです。
先に紹介した Graphviz や graph-easy と異なり、Google Chart Tools は市販の参考書も豊富です。ただし、Chart Tools に絞ったものは少なく、おおかたは Google の各種サービスを紹介する中で Chart Tools に触れています。
Google Chart Tools はウェブページでの利用が本来の目的です。次の円グラフの上にマウスカーソルを重ねてみましょう。グラフの形が一部変わって、パーセンテージのほかにも情報が表示されます。ウェブで利用すると、このようなインタラクティブな表現が可能になります。また、時々刻々変化するデータをリアルタイムで表示することなどもできます。
印刷などの目的で静止画として使うと、Google Chart Tools の表現力の一部は失われますが、手軽に使えるメリットは大きく、知っていて損のないツールです。同じく Google が提供しているスプレッドシートとの連携も可能です。