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NEWS

今日の「スタジオパーク」放送中止

俳優の佐藤慶さんが出演する予定だったNHK総合TV「スタジオパークからこんにちわ」は、国会中継のため中止となります。
(00.2.2記)


2月2日のスタジオパークに佐藤慶さん

若いころ謄写版に打ち込んだことで知られる俳優の佐藤慶さんが、2月2日のNHK総合TV「スタジオパークからこんにちわ」第1部「この人に会いたい」(PM1:05〜2:00)に出演します。

佐藤さんが作った大量の謄写印刷物や使用器材は、現在、山形市の山形謄写印刷〈ガリ版〉資料館に保存されていますが、同館の資料もスタジオに運ばれて紹介されます。書体の勉強のために、新聞や雑誌から文字を切り抜いて作ったノートは必見!
資料と話をまじえて、佐藤さんのガリ版にかけた情熱と高度な技能のほどがうかがえる番組になりそうです。
(00.1.31記)


「ガリ版の灯」が原稿募集中

「ガリ版の灯を守る会」(三条杜夫燈台長、安藤信義燈台守)発行の雑誌「ガリ版の灯」が、次号(第14号)の原稿を募集中です。
テーマは「20世紀のノスタルジア」、形式は自由です。締め切りは2月末。その他、お問い合わせは下記「アンドー、トーシャ」店主の安藤信義さんまで。

〒673-0872 兵庫県明石市大蔵町26-2 「アンドー、トーシャ」
TEL 078-912-2733
(00.1.21記)


第4回「HAN・TO展」

孔版作家・高井美喜恵さんが陶芸の大河原弥生さんと開いてきた版画と陶器の二人展「HAN・TO展」が、東京有楽町で今月23日からはじまります。右図版は高井さんの出品作。

日時 2000年1月23日(日)〜29日(土)
    11:00AM〜7:00PM(最終日5:00PM)
場所 シルバーサロンB(JR有楽町駅前「東京交通会館」B1F)
    TEL 03-3201-5665
(00.1.11記)


「板祐生展」近づく

板祐生(いた・ゆうせい、1889-1956)は、生涯を鳥取の山村で送りながら、謄写版刷りの雑誌や私家本をコミュニケーション手段として各地の文人と親交を結んだ特異な孔版画家です。その祐生を紹介する初の総合的な展示会「孔版画に生きた板祐生の世界」の開催が、来月に迫りました。
絵暦、絵手紙、蔵書票など主として円熟期の作品のほか、祐生が生涯を費やした郷土玩具・ポスターなどのコレクション、また祐生が使用した謄写器材(戦前)などが出品されます。
また、会期中に2回のトークイベントも予定されています。
日時
2000年2月16日(火)〜27日(日)
10:00AM〜7:00PM(平日) 10:30AM〜7:00PM(日祝)
場所
東京都中央区銀座2-7-15
銀座伊東屋9F「伊東屋ギャラリー」
TEL: 03-3561-8311(代)
ギャラリートーク
(1) 「板祐生と仲間たち」---コレクションと孔版画の世界
  青砥徳直氏:板祐生研究家、聖福寺住職
  2月19日(土)2:00PM-3:00PM 自由参加
(2) 「謄写版でつくった板祐生の版画」---その魅力と特色
  志村章子氏:フリージャーナリスト、ガリ版ネットワーク代表
  2月26日(土)2:00PM-3:00PM 自由参加
板祐生については、当サイト内の「板祐生学入門」をご覧ください。
上掲の写真は、祐生が編集・発行していた謄写版刷りの小冊子です。当サイト内の「板祐生の切抜孔版画」でも、作品の一部をご覧いただけます。
(00.1.5記)


三重の謄写印刷人

既報のように、去る8日の「朝日新聞」三重版で、同地の孔版界の様子が紹介されました。孔版人の消息などを拾っておきます。

松阪市に店を構えて、謄写印刷器材を役場、学校、農協などに納めていた岡山音次郎さんは、現在92歳。かつて自転車で5時間もかかる村落地区にまで売り歩いていた岡山さんは、今も電動三輪車で外出する日々という。
同地では、戦後間もない1952年、孔版人の研究・親睦組織「三重県謄写印刷技術者協会」が結成され、全国的なネットワーク作りの先駈けとなった。岡山さんらと協会結成に参加した志摩町の大山国雄さんも、79歳で健在。 昭和初期に東京で草間京平に師事し、地元孔版界の中心的人物であった青木精一郎さんは6年前に死去。現在地元でベストセラーになっている動物愛護の著『この子達を救いたい』は、その青木さんが創業した青木印刷によるコンピューター組版。
県内の謄写版販売店は松阪市内に集中していた。現在の光出版や事務機器販売の太陽商事も出発点は謄写版。太陽商事の鈴木斉会長は、謄写版以来の事務機器を展示する歴史館「鈴御堂」の開設を計画している。
太陽商事の前身から仕事を受けていた孔版人・多喜正男さんも76歳で健在。わきちしろう詩集『渤海』、志摩地方の方言集、松阪市史の年表など、今も記憶に残る仕事が多いという。
桑名市では4年前に愛好家グループ「みちしば孔版画サークル」が発足した。 ガリ版〈器材と情報〉ネットワーク会員でもある東海三県孔友会の松井勝さんを講師に、年賀状や絵手紙を作っている。同じくガリ版ネットワーク会員で、四日市で鍼灸院を営む丸山源司さんは、患者さんへのお知らせをガリ版刷りにするため、骨董市などで用具を探している。
(99.12.13記。ガリ版ネットワークのページに関連記事あり)


西岡とし子ガリ版アート展

孔版画家・西岡とし子さんの作品展が、21日から千葉県四街道市で開かれます。
日時
12月21日(火)〜12月26日(日)
9時〜19時(21日は13時から、26日は17時まで)
場所
四街道市民ギャラリー
千葉県四街道市鹿渡2001-10 四街道市役所 第2庁舎内
出品作品
布作品、孔版画、ガリ版アートの新作、カレンダー、年賀状、正月用品など50点
連絡先
千葉県四街道市栗山1053-68 西岡とし子
〒284-0027 TEL 043-422-6390
西岡さんは、絵本の挿し絵や風景画、童画などの分野で活躍。各地で教室を開き、普及活動にも力を入れている。現代童画会会員。著書に『楽しいガリ版アート・手作り絵てがみ孔版画』(小学館)など。
(99.12.10記)


後藤卓也さんが県民講座で講義

山形市の東北芸術工科大学で5日に開かれた県民講座で、「なつかしきガリ版とその魅力」と題し、山形謄写印刷〈ガリ版〉資料館の事務局長・後藤卓也さんの講義がありました。謄写印刷資料館の活動報告のほか、戦時中に県内の企業が配布した謄写印刷のチラシなどを紹介し、資料収集の現状などを訴えたとのことです。
後藤さんはこのところ各所の市民講座などにひっぱりだこ。11月には山形大学での市民講座で講師をつとめ、来年2月にも地元「寿大学」で2時間半の講義が予定されています。
(99.12.10記)


草間京平の郷里で作品展

旧聞になりますが、孔版技術の第一人者と称された草間京平(1902-1971)の出身地、茨城県久慈郡里美村で、今秋10月末から1月初めにかけて、草間京平展と小学生ガリ版教室が開催されました。人口4500人の村で延べ来場者1000人の盛況だったとのことです。
なお、同所の里美村教育委員会は今年3月、『草間京平(佐川義高)伝』(A5判100ページ)を発行しました。お問い合わせは、〒311-0506久慈郡里美村大字折橋623、電話0294-82-2204まで。草間京平については、ショーワHP内にも短い記事があります。
(99.12.10記)


「朝日」三重版でガリ版の話

今月8日から「朝日新聞」三重版で始まる「城のあるまちで」という連載の第1回で、謄写版が取り上げられます。戦後、活躍した孔版人の名も登場するとのこと、資料的にも興味深いもののようです。新聞が出たら、あらためて紹介します。
(99.12.6記)


手作り謄写版で年賀状

9日(木)午後9:00-9:35のNHK教育TV「おしゃれ工房」(「今夜もあなたのパートナー」の内)は、ガリ版による年賀状の作り方を紹介。用具のガリ版(謄写版)も、身近な材料で自作します。
手作り謄写版の材料は、ボール紙、ステンレス金網、セロハンテープ、ガムテープ、いずれも画材店など身近で手に入るものばかり。印刷用の材料も、ほとんどが画材店、文具店で入手でき、ポリ袋やティーバッグといった思いがけない代用品も紹介。
講師は孔版画家の西岡とし子さん。テキストは『おしゃれ工房』12月号(NHK出版)。6ページの小特集ですが、入門者や用具・材料の入手に苦労している方には貴重な資料です。

再放送はNHK総合TVで10日(金)午前10:30から。なお、この週の「おしゃれ工房」(月〜木、再放送は火〜金)のテーマはいずれも年賀状。カラー筆ペンによるカリグラフィーから、紙、布、野菜を使った楽しい年賀状作りが紹介されます。
(99.12.3記)

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