SHOWA会工場見学会@ヤマゼンコミュニケイションズ . . .(2)

昨年(2019年)12月11日、SHOWA会工場見学会でヤマゼンコミュニケイションズ株式会社(栃木・宇都宮市、以下ヤマゼン)を訪問しました。前回記事では、ヤマゼンの「とらわれないサービス」についてご紹介しました。

では、ヤマゼンでは「とらわれないサービス」をどのように実現しているのでしょうか。例えば、「オープンなオフィス」を通じて実現しています。ヤマゼンのオフィルビルはガラスが多く使われていて、また部署間に間仕切りがありません。すべてのフロアも吹き抜けでつながっています。廊下部分には、書籍やこれまでの営業資料が誰でも手に取れる状態で置いてあります。

オープンなオフィスは、スタッフ間のコミュニケーション活性化 = 自社スタッフ同士を「つなぐ」ことを促進し、様々な意見やアイデア、知見を得て「とらわれないサービス」を展開するベースになっています。

  

  

また、「スリムでコンパクトな工場」も「とらわれないサービス」に貢献しています。ヤマゼンにはオフセット印刷工場とデジタル印刷工場があり、オフセット印刷工場にはハイデルベルグの菊半8色機、デジタル印刷工場には富士ゼロックスの6色トナー機Iridesse Production Pressがそれぞれ設備されています。

しかし、各工場とも3〜4名のスタッフしかいません。スリムでコンパクトな工場は得意なアプリケーション(印刷物の種類)を効果的・効率的に生産できますが、対応できるアプリケーションには限りがあります。ヤマゼンでは、得意としていないアプリケーションについては、積極的にパートナー企業と連携しています。スリムでコンパクトな工場は、こうした役割分担・外部連携を可能にします。

  

  

SHOWA会工場見学会では、毎回様々なヒントを得ることができます。今回は、工場の効率的な運営手法に加えて、競争力の高い印刷サービスを開発・提供するヒントも見つけることができました。次回の見学会も楽しみです。ぜひ、皆さんもご参加ください!

 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog