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NEWS

「お元気ですか? ガリ版」放送延期

6月14日の「ニュースステーション」で放送予定だった「お元気ですか? ガリ版」は、金大中韓国大統領の北朝鮮訪問に重なるため、延期されました。時期は未定ですが、かならず放送されるとのこと。
(2000.6.13)


テレビ朝日でガリ版を紹介

テレビ朝日系の「ニュースステーション」で、謄写印刷が取り上げられます。放送は6月14日。「お元気ですか? ガリ版」という8分ほどのコーナーで、ナレーションは俳優の佐藤慶さん。佐藤さんによる簡単な実演もあるようです。
(2000.6.12)


「ガリ版の灯」は7月発行

下記「ガリ版の灯」第14号は、7月1日頃発行されます。本文約190ページ、全国から80人の寄稿があったとのことです。
(2000.6.12)


「ガリ版の灯」
「ガリ版の灯を守る会」の雑誌「ガリ版の灯」第14号が、6月10日頃発行されます。今回のテーマは「20世紀のノスタルジア」。映画監督の新藤兼人さんやNHK-FMの人気番組「ラジオ深夜便」のアナウンサーなど、北は岩手から九州まで、年齢も10代から90代まで多方面から寄稿があり、「良い作品が多くて、感動しながら書いている」と発行元の安藤信義さん。
お問い合わせは下記へ。
〒673-0872 兵庫県明石市大蔵町26-2 「アンドー、トーシャ」
TEL 078-912-2733
(2000.5.15)


祐生出会いの館
鳥取県西伯町の「祐生出会いの館」は、小中学生を対象に「子ども孔版画教室」を開いています。年内の予定は次の通りです。

6月24日(土) 郷土玩具を描こう
8月5日(土) 緑水湖の自然を描こう
8月19日(土) 緑水湖の自然を描こう
10月14日(土) 年賀状をつくろう
11月中旬 とっとり版画展見学(米子市美術館)
12月9日(土) 年賀状をつくろう
(2000.5.10)


更新情報 「謄写器図譜」のコーナーに謄写版の図を追加しました。明治37年当時の簡易な謄写版です。
(2000.4.20)


更新情報 「板祐生の世界」のコーナーにリンク集のページを設けました。
(2000.4.13)


徳島で謄写印刷研究のグループが発足

去る21日、徳島で謄写印刷の資料保存・研究と情報交換を目的として、「徳島謄写印刷研究会」が発足しました。

メンバーは、武田正一さん(86)、坂本秀童さん(42)、小西昌幸さん(44)の3人。武田さんは地元で長く印刷業を営み、同氏の収集した謄写印刷資料の保存・紹介が会の目的の一つです。坂本さんは謄写印刷雑誌「謄写技法」を発行し、石などのオブジェにも印刷を試みている孔版作家です。現在、季刊雑誌「本とコンピュータ」で謄写印刷関連ページの版下を担当しています。小西さんは図書館勤務のかたわら、数年前から坂東俘虜収容所(鳴門市ドイツ館)に残された謄写印刷物の研究に取り組んでいます。
以下は、同研究会からガリ版ネットワークに送られた趣意書です。
(00.3.31記)

徳島謄写印刷研究会の結成について

徳島謄写印刷研究会を2000年3月21日に結成しました。

会の目的と活動内容は次のとおりです。

一、謄写印刷に関するさまざまな情報や資料を収集・保存し、次世代への顕彰に取り組みます。
一、武田プリント代表・武田正一さんの収集資料に関する目録を作り、貴重な資料が散逸しないように取り組みます。
一、鳴門市ドイツ館には極めて質の高い謄写印刷物が大量に存在します。それは歴史的・文化的に貴重な印刷物なので、その重要性を全国に向け情報発信してゆきます。
一、謄写印刷に関わった人たちの証言の聞き取り調査等に取り組みます。
一、各地の研究者と交流し、情報交換を行います。
一、ささやかでもできることから取り組んで、息の長い活動を楽しくやってゆきたいと考えています。

メンバーは次の3人です。
顧問  武田正一 (武田プリント代表)
代表  坂本秀童 (坂本謄写堂主宰、「謄写技法」主幹)
事務局長  小西昌幸 (北島町立図書館・創世ホール職員)

《連絡先》
武田正一
779-1101徳島県羽ノ浦町中庄字ハタイ32-4
電話8884-44-2374

坂本秀童
775-0013徳島県海部郡牟岐町牟岐浦字羽島12-13
電話08847-2-3254

小西昌幸
771-0204徳島県板野郡北島町鯛浜字西中野81-1(自宅)
電話088-698-2946
771-0207徳島県板野郡北島町新喜来字南古田91(北島町立図書館・創世ホール)  電話088-698-1100



助田茂蔵さんの新作

85歳を迎えた今年も毎日何かを描いているという福井県鯖江市の版画家助田茂蔵さんが、新作孔版画2点を完成しています。

  オオイワカガミ(17回刷り、紙寸法275×380mm)
  サクラタデ(15回刷り、紙寸法275×380mm)

いずれもピンクのかわいい花とのこと。会員価格2枚1組で12,000円。お問い合わせは下記へ。

  〒916-0047 福井県鯖江市柳町2-4-4
  「野の花の会」 助田篤郎
  TEL 0778-51-0222
(00.3.22記)


「板祐生の世界」展はじまる

板祐生(いた・ゆうせい、1889-1956)は、生涯を鳥取の山村で送りながら、謄写版刷りの雑誌や私家本をコミュニケーション手段として各地の文人と親交を結んだ特異な孔版画家です。その祐生を紹介する初の総合的な展示会「孔版画に生きた板祐生の世界」展が、東京銀座の伊東屋ギャラリーではじまりました。
絵暦、絵手紙、蔵書票など円熟期の代表的作品のほか、祐生が生涯を費やした郷土玩具・ポスターなどのコレクション、また祐生が使用した謄写器材(戦前)など、「祐生出会いの館」(鳥取県西伯町)が所蔵する数万点のコレクションから、選りすぐりを展示中です。
日時
2000年2月16日(火)〜27日(日)
10:00AM〜7:00PM(平日) 10:30AM〜7:00PM(日祝)
場所
東京都中央区銀座2-7-15
銀座伊東屋9F「伊東屋ギャラリー」
TEL: 03-3561-8311(代)

(左) 戦前に39冊発行された個人誌『富士乃屋草紙』
(右上) 知人たちとやり取りした絵入りの手紙。
(右下) 郷土玩具とそれを写した孔版画。祐生は郷土玩具の収集に励むとともに、その魅力を印刷物(孔版画)で伝え、残そうとした。

会期中に、板祐生の生涯と作品をめぐって、2回のトークイベントが予定されています。
ギャラリートーク
(1) 「板祐生と仲間たち」---コレクションと孔版画の世界
  青砥徳直氏:板祐生研究家、聖福寺住職
  2月19日(土)2:00PM-3:00PM 自由参加
(2) 「謄写版でつくった板祐生の版画」---その魅力と特色
  志村章子氏:フリージャーナリスト、ガリ版ネットワーク代表
  2月26日(土)2:00PM-3:00PM 自由参加
なお板祐生については、当サイト内の「板祐生学入門」に、昨年9月に鳥取県米子市で催されたシンポジウムにおける志村章子さんの基調報告がまとめられています。
また作品の一部が、当サイト内の「板祐生の切抜孔版画」でご覧いただけます。
(00.2.17記)

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