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ショーワ代表取締役
幅 和弘 「新世紀 おめでとうございます 昨年中は格別のお引き立てを賜りありがたく厚く御礼申しあげます 21世紀を迎え、新たな創業として初心に還って努力いたしますので倍旧のご愛顧、ご鞭撻の程お願い申し上げます。」 以上は本年の当社の賀状の挨拶文です。初心に還ってとは、今まで何回も書いた記 憶がございます。しかし今ほどその念が際立ったことはございません。 バブルが弾けて未曾有の不況が日本列島を覆い、金融、流通、不動産等の破綻、失業 やリストラによる政治不信、社会不安が蔓延し、私どもの業界においても、これらの 要因に加え、技術革新、制度改革による不透明感、低迷感が横溢して、対応のできな い企業をして縮小、廃業といっつた混乱を引き起こしてきたのが、この世紀末の現状 だと存じます。 ひるがえって考えれば20世紀の半ば、敗戦の廃墟の中から私どもの先代や先輩は徒手 空拳、身体一つで事業を起こし、日夜身を粉にして今日の業界を築いてきたのです。 今の状況はそれに比べれば大変恵まれていると考えるのが正しいのではないでしょう か。 皆様におかれましても20世紀を振り返り、評価して創業の初心に戻り自信をもって自 社の進むべき道を考える機会ではないかとぞんじます。 しかしながら、21世紀は額に汗して働けば成果のでる時代では無いと思います。アル ファベットやカタカナの技術を習得し駆使しなければ生き残れないのも事実です。や はり、危機感を持って、この閉塞状況を打破すべき手を打つ.。自社の強みとそれを 伸ばす施策を決断した企業が成果をあげることが出来るとおもいます。それにはトッ プの決断力と新しいテクノロジーを理解し対応できる若い力、後継者や若手社員の教 育と意識改革が不可欠であると思います。 おかげさまで当社も昨年は若い社員達の頑張りと、皆様の温かいご支援により当初 の目標を上回る成果を上げることができました。 本年は文頭の通り初心に還り、先代の教えを守り、身の程をわきまえた堅実で地に足 をつけた経営。愚直で正直な営業、商いをすること目指して参りますので、変わらぬ ご支援の程お願い申し上げまして新年のご挨拶と致します。(2001.1.1) |
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