2021年6月15日・16日の2日間、フォトグラファーズ&フォトビジネスフェアPHOTONEXT2021が開催されました(会場:パシフィコ横浜Bホール)。
東京都は緊急事態宣言期間中、神奈川県はまん延防止等重点措置期間中ということもあり、出展企業数66社174小間で、前回(2019年)の119社284小間から規模が縮小されての開催となりました。来場者数来場者数(受付登録人数)も5,557名と、前回の10,637名の約半分でしたが、無料セミナーは立ち見が多数出るほど盛況で、会場全体も活気がありました。
会場では、様々な「飾れるフォトプリント」が提案されていました。例えば、石川特殊特急製本(大阪市中央区)ブースでは、蛇腹折りのフォトブックが展示されていました。これは、キヤノンのフォト市場向け7色インクジェット機「DreamLabo(ドリームラボ)」でロール紙に片面印刷し、貼り付けて蛇腹折りにしたものです。蛇腹折りフォトブックは、机や棚に立てて飾ることができ、また複数の写真を楽しむことができます。
富士フイルムイメージングシステムズ/富士フイルムブースでは、木製のフレームやブロックに写真を貼った商材が紹介されていました。これらは、木の温かみが感じられて飾りやすく、またブロックタイプのものは積み重ねるなど飾り方の工夫もできます。
こうした商材では、地元の間伐材を使うことで地元産業、そして「SDGs 15. 陸の豊かさを守ろう」に貢献するというストーリーをつくり、さらに付加価値を高めることもできます。なお間伐材とは、森林の成長過程で密集化する立木を間引く間伐で発生する木材のことです。
クロスワン(東京・豊島区)ブースでは、自分の顔のウルトラ警備隊フィギュアを作れるサービスを紹介していました。これは、3Dスキャナで撮影した顔のデータをフィギュアのデータに当てはめて、フルカラー3Dプリンタで出力するものです。
「飾れる」というキーワードは、印刷物発注企業にとって魅力的です。製品やサービスとはまた違った形で、顧客の生活に入り込めるからです。また、コロナ禍でさらに進んだペーパーレス化に悩む印刷会社にも魅力的です。
「飾れる印刷物」を提供することで、コロナ禍を乗り越えて売上・利益を伸ばしましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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