6月2日、音楽配信サービス Apple Music のトップページは黒い画面に白い文字でメッセージや「#TheShowMustBePaused」「#BlackLivesMatter」とうタグが書かれたものになっており、また通常配信は停止されていました。
この日米国では、人種差別への抗議と黒人コミュニティへの連帯を示すためのキャンペーン「Blackout Tuesday」が実施されました。#TheShowMustBePaused(ショーは中断されなければならない)は、このキャンペーンに音楽業界が賛同して実施したものです。
こうした動きは、5月25日に米国・ミネソタ州のミネアポリス市で起きた白人警官による黒人男性への暴行死事件を受けたものです。国内でもニュースで大きく取り上げられているので、ご存知の方も多いかと思います。この事件を受け、ナイキは(自社の企業スローガン「Just Do it」をもじった)「For Once, Don’t Do it」というタイトルの動画を5月30日YouTubeにアップしました。
米国企業がこうした取り組みを進める背景には「ESG経営」があります。企業として社会的課題の解決にどう貢献できるのか。アップルもナイキもこうしたことを考え、行動に移しています。
日本でも、新型コロナウイルスの広まりを受けて様々な社会課題が明らかになっています。例えば、日本経済新聞(6月8日朝刊)によれば、「ひとり親世帯の67% が減収した一方、86%では支出が増えた」ことが「ひとり親支援協会」のアンケート結果から分かりました。また、厳しい状況に直面している外国人留学生や外国人労働者も少なくないでしょう。
私たちの周りにはどんな社会的な課題があるのか。そして、自社や印刷業界はそうした課題の解決にどう貢献できるのか。コロナ後の印刷サービスを考える際、ぜひこうした視点も含めることをオススメします!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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