今年(2023年)10月20日、第41回SHOWA会総会が開催されました。そして、それに続く講演会では、経済ジャーナリスト 末延吉正氏に「緊迫する国際情勢と日本の未来!!」〜岸田政権の内閣改造後の重要課題を徹底分析〜 という演題でお話しいただきました。
末延氏がその中でお話しされたことのひとつに「日本の企業は『半歩先のIT』を取り入れることで競争力を高めることが大事」というものがありました。さて、そもそも『半歩先のIT』とは何でしょう?例えば、以下のような条件に当てはまるものが考えられます:
- 他業界・同業他社での一部で導入・活用が始まっていて、成果も出ているIT
- 自社の競争力を比較的短期間で高められるIT
- 自社に導入後、比較的短期間で成果を出せそう/投資を回収できそうなIT、など
AI(人工知能)やIoT、協業ロボットなどは、コロナ禍前の展示会では「一歩先、あるいは2〜3歩先のIT」といった印象でした。しかし最近の展示会では、導入・活用しやすい形に落とし込まれた機材やサービスとしての提案も目につくようになっていて、『半歩先のIT』に近づいているようです。印刷会社は、こうした機材やサービスの形で『半歩先のIT』を取り入れることができます。
ただ、半歩しか先に行っていないので、比較的短期間で競合との差が縮まる、あるいは差がなくなる可能性も考えられます。印刷会社が競争力を保ち続けるには、持続的に『半歩先のIT』を取り入れ続けることが求められます。なお、こうした『半歩先のIT』やそれを活用したサービスの情報は、展示会やSHOWA会などで収集することができます。
ぜひ、持続的に『半歩先のIT』を導入・活用することで、厳しい市場環境にマケズ、売上・利益を伸ばしましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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