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謄写印刷/孔版印刷の総合サイト
Web謄写印刷館

NEWS

祐生ブームか
「子どもと昔話」という季刊雑誌が創刊されました(小沢俊夫責任編集、古今社)。
その創刊号(99年10月)の表紙と本文挿し絵に、板祐生の切抜孔版画が使われています。また「祐生出会いの館」館員の稲田セツ子さんが、祐生を紹介する小文を寄せています。祐生をめぐって小さなブームが起きつつあるようです。
(99.10.18記)


「本とコンピュータ」誌で当サイトを紹介
季刊「本とコンピュータ」1999秋号(本日発売)で、「Web謄写印刷館」が紹介されています。「ガリ版【本コ】」というページ(P.66)です。

関連サイト
「本とコンピュータ」にはオンライン版もあり、ペーパー版と同様、謄写版からブック・オン・デマンドまで書物に関する話題を広く取り上げています。
「ガリ版【本コ】」のページは謄写版で作られています。製版者は坂本謄写堂の坂本秀童子さん。同氏の発行する「季刊謄写技法」の紹介が、インターネットサイト「萩書房」内「勝手に坂本秀童子のページ」にあります。
(99.10.12記)


「日本自費出版文化賞」の作品募集始まる
(社)日本グラフィックサービス工業会が主催する「第3回日本自費出版文化賞」の作品募集が始まっています。
この賞は、制作費用の全額または一部を私費で負担した書籍を対象とするもので、印刷方式、製本方式等は自由です。これまでのところ孔版作品の応募は少数のようですが、孔版の手作りの魅力を訴える絶好の機会と思われます。

[募集部門] (1)地域文化、(2)個人誌、(3)文芸(A=小説、戯曲、詩集、エッセー、童話など、B=歌集、句集)、(4)研究・評論、(5)グラフィック
[応募要領] 要項と応募用紙を、はがき、ファクス、またはインターネットで請求
  〒東京都中央区日本橋小伝馬町7-16
  日本グラフィックサービス工業会「日本自費出版文化賞事務局」
  FAX 03-5623-5473
  ホームページ http://www.mmjp.or.jp/JSHOME/
[募集締切] 1999年12月10日(必着)
[賞] 大賞1点(賞金50万円)、部門賞各1点(賞金5万円)ほか
[発表] 2000年6月1日
[選考委員] 色川大吉(歴史家)、鎌田慧(ルポライター)、中山千夏(作家)、伊藤晋(自費出版図書館館長)、土橋寿(日本自分史学会会長)
[主催] 社団法人日本グラフィックサービス工業会
[後援] 朝日新聞社、日本図書館協会、丸善ほか
(99.10.12記)


新孔版画チャリティ展
10月13日(水)から21日(木)まで、東京渋谷のNHKスタジオパーク内「パークギャラリー」で、「新孔版画チャリティ展」が開催されます。
現代孔版画家の作品を展示販売するほか、棟方志功、竹久夢二、武井武雄らの美術家による蔵書票、また現代中国作家の作品が特別展示されます。入場無料。

場所: 東京都渋谷区神南2-2-11 NHKスタジオパーク内
電話: 03-3485-8034
日時: 10月13日(水)-21日(木) 10:00-18:00(最終日は15:30まで)

なお、期間中の毎日午後1:30-3:30、新孔版(プリントゴッコ)や謄写版による版画制作の実演があります。内容と実演者は次の通り。
  13日 新孔版画 / 見代ひろこ
  14日 謄写版 / 藤原瑠璃子
  15日 新孔版画 / 福岡美香
  16日 新孔版画 / 関原泰生
  17日 蔵書票 / 末広吉成
  18日 ミニ版画 / 森本利根
  19日 謄写版 / 西岡とし子
  20日 新孔版画 / 平田竣一
  21日 ミニ版画 / 太田道子 (敬称略)
(99.10.7記)


ラオスとの交流
ガリ版好きの読売新聞大阪本社版「泉」欄で、今度はラオスのガリ版事情を伝えています(今日付け紙面)。96年に技術指導でラオスを訪れた三木敏正さんの体験を紹介。三木さんの勤める大阪吹田市の小学校では、昨年2度にわたってラオスからの留学生や現地の普及スタッフを招いたそうです。
(99.9.24記)


安藤さんの呼びかけが読売に
このところ新聞・ラジオで大忙しの安藤信義さんが、昨日21付けの読売新聞大阪本社版「泉」欄にまた顔を見せています。今回は謄写印刷誌「ガリ版の灯」の原稿募集の件です。原稿募集については、ニュースのページ9月10日記事をご覧ください。
(99.9.22記)


新発田で「本間吉郎版画展」
孔版画家・本間吉郎さんの個展が、11月11日(木)〜15日(月)、新発田市の萬盛社ホール(新潟県新発田市本町2-4-21)で開かれます。

今回の出品は、ペーパースクリーン版画・謄写版画61点と手創本『'95の夏』。ペーパースクリーン版画は、師の若山八十氏氏とともに取り組んだ草創期(昭和37〜39年)の作品が、 初めて展示されます。また、今年出版された『和紙孔版画のすすめ』(日貿出版社)所収作品の原画が出品されるなど、ファンには楽しみの多い催しです。
(図版上は、近年の代表作「赤い建物へ続く道」。下は、このたび100点が完成した白黒風景版画のうち「人のいない駅」)
(99.9.17記)


孔版画家「板祐生」テーマに初シンポ
鳥取県の山村に生涯を送った板祐生(1889-1956)をテーマにシンポジウム「板祐生学入門 --- ガリ版コミュニケーション」が、9月10日、米子市の米子コンベンションセンターで開催され、60余名が参加した。同市で毎年開催の「本の学校 大山緑陰シンポジウム」(今年5回目。書店、出版、図書館、本の読者ら450名が参加)の自主分科会のひとつとして開催されたもの。
板祐生(本名・愈良(まさよし))が生れた西伯郡西伯町には、祐生が収集した郷土玩具や孔版画を展示する博物館「祐生出会いの館」(1995年開館)があるが、シンポジウムは初めて。

このシンポジウムは、西伯町、祐生出会いの館、ガリ版ネットワークの共催。「本の学校」事務局が発案、ガリ版文化史研究家でガリ版ネットワークを主宰する志村章子さんや「出会いの館」関係者らによって準備されてきた。
当日は、基調スピーチ「板祐生学入門 --- 祐生の魅力について」(志村章子さん)の後、パネルディスカッションに入り、パネラーがそれぞれ「祐生との出会い」(祐生研究家・青砥徳直さん)、「多彩なる板祐生ネットワーク」(「本とコンピュータ」編集室・河上進さん)、「近代郵便制度とガリ版の役割」(志村章子さん)をテーマに語った。

参加者は、地元住民を中心に九州、四国、首都圏などで、フロアからは、祐生の仕事を次世代に伝えるための博物館の有効利用など、未来への提言が目立った。センターロビーには、祐生作品を展示、会場には祐生使用の摩擦式謄写版など珍しい器材が展示され好評だった。
12日午後には「出会いの館」見学ツアーが行われ、全国各地からのシンポ参加者50余名が参加した。
(99.9.16記)
(シンポジウムにおける志村さんの基調報告を、「随筆/研究/ルポ」のページで紹介します。99.9.20追記)

昭栄堂資料展示室がパンフを増刷
滋賀県大津市の事務機器販売「昭栄堂」が開設している「謄写版・度量衡資料展示室」のパンフレット(B4判3つ折)が増刷されました。
お問い合わせは下記まで。
〒520-0043 滋賀県大津市中央3-1-38
TEL 077-523-1720

この資料展示室は、昭栄堂の創業60周年事業として95年に開設されたもので、「謄写印刷の部」では歴史的な機資材や印刷物、「度量衡の部」では各種の枡、物差し、はかりなどが展示されています。
(99.9.13記)

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