印刷機材展 page2019 でも、マーケティング・オートメーション(MA)が大きな注目を集めました。MAとは、主に新規顧客を獲得するために使うツールです。既存顧客の維持・深耕用には、CRM(顧客管理システム)というツールがあります。
さて、印刷会社がMAやCRMを使いこなすために不可欠なことがあります。例えば、「社内の名刺を一元管理すること」。皆さんは、ひとつの会社から同じ内容のメールを何通も受け取ったことはありませんか?名刺を一元管理することは、こうした状況を避けることに役立ちます。
富士ゼロックス SkyDesk Cards Rは、今年2月に開催されたショーワ新春フェア2019でも紹介された、社内の名刺をまとめて管理できる法人向クラウド型システムです。富士ゼロックスの複合機でスキャンしたりスマートフォンアプリで撮影したりすることで、名刺の内容をデータベース化することができます。うまく読み取れなかった場合には、手で入力・修正できます。クラウド型サービスなので月額料金(6ヶ月単位)で使用でき、また5ユーザーから利用可能なため、規模の小さな印刷会社でも導入しやすくなっています。
「名寄せ」も、同じ相手に何通もメールや郵便物を送付するのを避けるために不可欠な作業です。前述の富士ゼロックス SkyDesk Cards R にもこの機能が付いています。
page2019のポーラ・メソッド社ブースで紹介されていたNeopost OMS-500は、複数の印刷用PDFを宛先ごとに名寄せし、管理用バーコードを追加できるアプリケーションです。ポーラ・メソッドは優れた異体字対応ソリューションを持っていることから、例えば、文字コードにない漢字のお名前宛のPDFでも適切に名寄せすることができます。
MAやCRMを使いこなして売上・利益を伸ばすためにも、ぜひ名刺管理や名寄せなどのツールを併せて活用しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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