AIにオススメされてみた

AI(人工知能)に期待される役割のひとつに、「その人にぴったりなモノやコトをオススメする」ことがあります。こうしたAIの開発は進んでおり、店頭やイベントでAIにオススメされる機会も増えています。今回は、この秋に筆者の「顔」を分析したAIにオススメされたモノなどをご紹介します。

 

 

例えば、「AI書店員ミームさん」には、原田マハ「たゆたえども沈まず」をオススメされました。「ミームさん」は八重洲ブックセンター本店(東京・中央区)5階 日本文学コーナーにいるAI書店員です。出版取次大手トーハンとAIを活用したシステム開発会社sMediaが共同開発したもので、人の表情から感情を読み取って、その時の気分にぴったりな本を選んでくれます。
 

筆者は平日の昼間、仕事の合間を縫って行ったにも関わらず「リラックスしてますね」と判定され(笑)、「美術鑑賞のようにゆったり味わえるアート小説」としてこの本をオススメされました。ちなみに、9月に使った時にも同じく「リラックス」気分と判定されたのですが、オススメされたのは伊坂幸太郎「AX アックス」という殺し屋が主人公の小説でした。何が違ったのでしょうか?

 

 
 

 

また、AI x 顔はめパネル「ココイコ!北海道」では、旅行先として「帯広」をオススメされました。「ココイコ!北海道」は北海道情報大学(北海道・江別市)が開発しているシステムで、AIが顔はめパネルから出ている顔の年齢・性別を判断してオススメの観光地を決め、その結果がスクリーンに投影されます。

これは、北海道・札幌市で開催されたイベントNo Maps(2018年10月10日〜14日)期間中に展開されたエクスペリエンスゾーン「インタラクティブ広場」(札幌地下歩行空間)に設置されました。筆者はこのAIに「女の子」と判断され、十勝で採れた産物で作ったご当地グルメスイーツを楽しむ帯広旅行をオススメされました。AI、まだまだ進化の余地はありますね(笑)

今後はもっとAIに触れる機会が増えると思います。AIの現状や活用の可能性を知るチャンスですので、皆さんもぜひAIにいろいろオススメされてみてください!

 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog