AIは、記事の見出しを付けたり、文章を要約したりキャッチコピーをつくったりできるようになっています。11月28日〜30日、新聞製作機材展JANPS2018が開催されました(会場:東京ビッグサイト)。会場の朝日新聞社ブースでは、AI(人工知能)を使った自動要約・見出し生成システムのデモが行われました。
見出し生成システムは、見出しの文字数を設定できたり、生成する見出しの数を指定できたりします。例えば、26文字の見出しを10個とか。人間はその中からベストだと思うものを選んだり、さらにブラッシュアップしたりします。
このAIは朝日新聞の記事で学習したものですが、他の新聞や雑誌で学習したAIを使うとどんな結果になるのでしょう?例えば、「東スポ風タイトル」「文春風タイトル」などつくれるようになるのでしょうか。気になります。
こちらは、今年6月に発売された小説「はるか」(宿野かほる著、新潮社)の宣伝用ポスターです。AIがテーマということで、広告代理店電通のAIコピーライター「AICO」と(人間の)編集者がつくったキャッチコピーが並べて掲載されています。
こちらのサイトでは、「AIの作成したキャッチコピーと、編集者の作ったキャッチコピーが一つずつランダムに表示され、どちらがAIのつくったコピーかを当てるクイズ」
ができます。ぜひ、皆さんも挑戦しみてください!ちなみに、新潮社社内の平均正答率は64%だったそうです。
AIの研究は、文章や言葉に関わる分野でも進んでいます。自社の印刷サービスの進化や働き方改革にAIをどう活用できそうか、その可能性をいろいろ考えてみましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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