コロナ禍で既存印刷サービスが大きな影響を受ける中、新しいサービスの開発・提供を進めている印刷会社も少なくないでしょう。この春の展示会でも、たくさんの印刷会社が新サービスを提案していました。
例えば、「Web&デジタルマーケティングEXPO(Japan IT Week春)」では、サイバーネット社(東京都豊島区)が「DM+(プラス)」を展示しました。これは、宛名ごとにユニークなQRコードをDMに印刷することで、効果をみえる化できるDMサービスです。
このサービスの特徴として「案件管理画面」が挙げられます。これはDMからのアクセス状況やアクセスした顧客の属性に基づいたセグメント分析などができる画面です。案件管理画面があることで、顧客はすぐにこのサービスを利用することができます。
環境に配慮した様々な印刷サービスも提案されました。2022年4月16日・17日の2日間、イトーヨーカドー木場店(東京都江東区)で開催された「防災フェア」において、奥村印刷(東京都北区)は「紙製食器 beak(ビーク)」を紹介しました。
beakはA4サイズの厚紙シートでできた食器で、スープカップ・丼・皿の3種類があります(お皿にはスプーンとフォークも付きます)。折り畳むだけで作ることができ、糊や接着剤は使いません。組み立てる前はA4サイズのシートなので、保存場所も少なくてすみます。
折り方の指示が印刷されているため、小さなお子様やお年寄りでも自分で作ることができます。実際、会場に設置された組み立て体験ができるコーナーでは、多くの方々が楽しみながら組み立ていました。
コロナ禍で「Webを組み合わせたサービス」や「SDGsに貢献するサービス」への注目が高まっています。ぜひ、こうしたトレンドに合うよう既存サービスを改善したり新しいサービスを開発したりすることで、物価上昇にマケズ、売上・利益を伸ばしましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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