進化するDMサービス

 2021年10月27日〜29日の3日間、「第11回 Web & デジタルマーケティング EXPO 秋」が開催されました(会場:幕張メッセ)。会場では、Webとの連携がより強化された、進化したDMサービスも紹介されていました。

 例えば、広告印刷会社ガリバー(横浜市神奈川区)は、DMに印刷したQRコードからWebにつなげる「One to One log」を提案していました。ブースでは、QRコードからの飛び先となるランディングページやメールフォーム、アンケートフォーム、体験型コンテンツなどもパッケージとして提供するサービスも訴求していました。

 

 

 広告制作会社の杉田プリディア(大阪市中央区)は、DMのサブスクサービス「カミテク」を紹介していました。これは、昨年(2020年)6月にスタートしたサブスク(サブスクリプション、月額課金)型サービスで、最も安いスタートアッププランは初期費用10万円・月額費用5万円(税別)となっています。

 スタートアッププランでは、2ヶ月に1回1デザインの制作や1ヶ月間に100枚までのDM送付が可能となっています。また、最も高いプラチナプラン(月額費用15万円(税別))では、サービス内容が毎月1デザイン制作・1,000枚まで送付可能になります。なお、月額料金にはデザイン制作・印刷・加工の料金は含まれていますが、DMの送料は含まれていません。

 カミテクは、MA(マーケティングオートメーション)と組み合わせることで、より効果を高めることができます。DMを送る適切なタイミングをMAで把握できるためです。この際、自社で導入・運用しているMAのデータを活用することもできますし、杉田プリディアが別途有料で導入・運用を支援するMA(SATORI)と連携することもできます。

 

 

 このように、提供するサービス内容や課金方法など、様々な点でDMサービスは進化しています。これを後押しているのは「WebとDMの連携強化」の取り組みです。こうした動きを参考に、コロナ禍を乗り越えて売上・利益を伸ばしましょう!

 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog