多くの市場で成長が鈍化あるいは減少する中、顧客に「より良い体験を提供する」ことでLTV(Life Time Value, 顧客生涯価値)向上を進める企業が増えています。2019年の展示会では、AR(拡張現実)を通じてより良い体験を提供する/ LTV向上を目指す提案もたくさん目に付きました。
例えば、デジタルコンテンツEXPO 2019(DCEXPO 2019, 2019年11月13日〜15日, 幕張メッセ)MESON社(東京・渋谷区)が大手アパレル会社オンワードと共同制作したARファッションショー「PORTAL」を紹介していました。これは、店舗内に設置されたマーカーに(店頭に置かれた)iPadをかざすとバーチャルランウェイが現れ、ファッションブランド「JOSEPH」の秋冬コレクションを楽しむことができるというものです。
「店舗における新たな顧客接点の創造」をテーマにした施策で、ARコンテンツは153台のカメラを用いてフォトグラメトリでスキャンして作成されました。この施策は好評だったことから、その後オンワードは別ブランドでもARファッションショーを展開しています。
数年前、印刷業界でもARが大きな注目を集めました。その際、「印刷物からWebにつなげられる技術」という提案をされた方も少なくなかったでしょう。現在は、「より良い顧客体験の提供」というマーケティング課題に「リアルとWebを組み合わせることができる」というARの特徴を掛け合わせた提案も可能です。
ぜひ、顧客企業の「より良い顧客体験の提供」をARで支援することで、顧客企業そしてあなたの会社のさらなる成長を実現しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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