2.5D印刷に取り組もう!

「2.5D印刷」は、UVワイドフォーマット機で木目やタイル、油絵具などのテクスチャー(どこぼこ)を再現する手法です。今年開催されたサイン&ディスプレイショウ2018IGAS2018といった展示会でも注目を集めました。

サイン&ディスプレイショウの武藤工業ブースでは、スチレンボードにルノワールの油絵を印刷したり、アルミ複合版にウッド調看板を印刷したりしたサンプルが展示されました。これらは、この展示会で国内初披露されたLED-UVフラットベッドインクジェットプリンタ PJ-2508UFで印刷されたものです。

 

 

IGASのリコーブースには、ポリカーボネートや合板、ガラスなどの機材にUVインクジェット機で木材やレンガなどの触感を再現した2.5D印刷のサンプルが展示されていました。リコーは今回、特に建材向けの提案に力を入れていました。

 

 
IGASの新星コーポレーションブースで紹介されたカシオMofrel(モフレル)は、専用のシート(基材は紙やPET)に木、布、石など、様々な素材が持つ凹凸や色合いなどを表現することができる機材です。会場では、畳や革製の時計ベルト、ゲームのコントローラーなどのサンプルを展示していました。
 
2.5D印刷は、元の基材と異なる触感や風合いを付加することで、印刷物の訴求力や基材の価値などを高めることができます。2.5D印刷に取り組むことで、印刷サービスの競争力を高めましょう!

 

ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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