最近では、デジタル印刷に加えて「デジタル加工」でも表現力向上が進んでいます。例えば、インクジェットUVスポットニスコーター。これは版なしでスポットニス加工ができる機材で、これを使うことで1枚ずつ異なる「バリアブル(可変)スポットニス加工」が可能になります。
印刷会社の中には、インクジェットUVスポットニスコーターをデジタル箔押し機とセットで使うところもあります。デジタル箔押し機は、印刷したニスを接着剤として使ってその部分に箔押しする機材です。ニスはバリアブルで印刷されていることから、デジタル箔押し機を組み合わせることで、「バリアブル箔押し」というサービスが提供できます。
こうした機材には、コニカミノルタ JetVarnishやSCREENグラフィックソリューションズScodixなどがあります。
page2018のコニカミノルタブースには、JetVarnish を使った「オリガミ・サムライ」(ミヤギパッケージ:沖縄・豊見城市)や仙台のシティ情報誌「S-Style」2017年4月号表紙(ユーメディア:宮城・仙台市)などの事例が紹介され、大きな注目を集めていました。
また、SCREEN GAグループブースでは、Scodix Ultra Pro・箔押し機 Foilを活用したフォトブックや卓上カレンダーの表紙のサンプルが展示されていました。
デュプロやNSKのブースには、JetVarnishやScodixよりも価格(および生産性などスペック)を抑えた入門機が紹介されていました。こうした機材を導入・活用することで、もっと感性にアピールする印刷サービスを提供しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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