事前登録情報をうまく活用しよう!

 明けましておめでとうございます。
 旧年中は大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願いいたします。
 
 さて、コロナ禍を受けて、リアルで開催される展示会やイベントの受付の非対面化も進んでいます。鉄道分野の技術の総合見本市「第7回 鉄道技術展」(会期:2021年11月24日〜26日、会場:幕張メッセ)では、以下のような「事前登録セルフ受付」システムが使われていました。このシステムのお陰で来場者はスムーズに入場できるようになり、また受付の省人化も進みました:
 
1) Webサイトで事前登録すると、QRコードが付いた電子メールが送付される。
2) 受付の際、その電子メールのプリントアウトを用意する、あるいはスマートフォンなどでそのQRコードを表示しておく。
3) 来場者は、受付に設置された機械にQRコードを自分で読み取らせる。
4) 機械から入場証が出力される。
5) 受付の隣に置いてあるホルダーに自分でその入場証を入れて入場する

 

 

 イベントマーケティングのプラットフォームを提供するイベントレジスト社(東京都渋谷区)は2020年11月、イベントレジストを利用して開催した展示会やイベントの事前登録情報を、HubSpot社が提供する企業のCRM(顧客管理)システムと連携させるWebアプリケーションをリリースしました。

 このWebアプリケーションを活用することで、例えば、申込者情報と参加者情報から所属部署や役職などCRMの情報を最新のものに自動的に更新できます。また、申込者リストや来場者リスト、NoShowリスト(申込はあったが来場しなかった人のリスト)なども自動的に作成されるため、スムーズにフォローアップができます。

 マーケティングの国際カンファレンス ad:tech tokyo 2021(会期:11月1日・2日、会場:東京国際フォーラム)では、受付時に出力される有料参加者用入場証に(事前登録された)登録者の顔写真も印刷されていました。顔写真が印刷されることで、複数人による入場証の使い回しが防止されます。

 このように、展示会やイベントの事前登録情報をうまく活用することで、来場者・出展企業・主催者の満足度をさらに高めることができます。ぜひ印刷会社も事前登録情報をうまく活用して、コロナ禍にマケズ、売上・利益を増大しましょう!

 
 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog