前回記事に引き続き、コニカミノルタ「デジタル紙器・ラベル印刷ソリューションセミナー 〜デジタルが広げる紙器・ラベル印刷の可能性〜」(開催:8月8日・9日)を報告します。
会場では、デジタル紙器のデモと並行してデジタルラベル印刷のデモも行われました。これは、ラベル印刷のワークフロー自動化ソリューション コニカミノルタ AccurioPro LabelImposeでデータを面付けし、フルカラーデジタルラベル印刷機 コニカミノルタ AccurioLabel 230で印刷、GM DC330MINIで後加工するというものでした。
AccrurioLabel 230は、ラベルフォーラムジャパン2019(7月9日・10日開催)で国内初公開された電子写真式フルカラーデジタルラベル印刷機の新製品です。印刷速度は最大23.4m/分、用紙幅250〜330mm、用紙厚80〜250μm、最大印字サイズ 90×115 〜 320x1195mmとなっています。
GM DC330MINIは、同じくラベルフォーラムジャパン2019で国内初公開(参考出品)された後加工機で、UVフレキソニス、ラミネーション、スーパーグロス、コールドフォイル、打ち抜き、スリット、巻き戻しなどに1台で対応できます。会場ではAccurioLabel 230とニアライン構成でしたが、インライン接続することも可能です。なお、最大加工速度 72m/分、用紙幅 50〜330mm、用紙厚 50〜200μmとなっています。
また、サンプルとしてコスメラベルや展覧会チケットが展示されていました。これらは、AccurioLabel 230に新たに搭載された追刷り機能やアイマーク読み取り機能を活用して製作されたものです。例えば、コスメラベルはアナログ機でホワイトを印刷した後にデザイン部分をフルカラーで追刷りしています。デジタルラベル印刷機の機能向上にともない、アプリケーションも着々と増えています。
次回は「おまけ編」として、セミナー会場で行われた以下2つのセミナーの内容をご紹介します。お楽しみに!
森永製菓 渡辺 啓太氏「お菓子メーカーが取り組む新領域事業創造とは 〜新領域事業創造に伴うパッケージの価値〜」
キーポイントインテリジェンス 後田雅人氏「ワールドワイドデジタル紙器・ラベル市場トレンド」
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog