コロナ禍を経て、東京ビッグサイトなどで開催される展示会も変化しました。例えば、「集合ブース」という形での合同出展が目につくようになりました。この背景には、コーディネーターが入ることで販路拡大を目指す企業が出展しやすくなり、また主催者側も出展企業を集めやすくなる、といったことなどがあります。
第96回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2023(会期:2023年9月6日~8日、会場:東京ビッグサイト)では、東京商工会議所は「TOKYO PREMIUM GIFT」という集合ブースを出展しました。スタイリッシュなギフトになり得る雑貨を持つ東京都内の中小事業者を対象に募集し、20社が参加しました。このブースに出展した企業は、公的な補助を受けて割安な料金で出展できたり、事前の説明会・セミナーなどの支援を受けたりすることができました。
セメントプロデュースデザイン社(本社:大阪市西区)は、ギフト・ショーと同時開催された第14回LIFE×DESIGN展に「SESSION」という集合ブースを出展しました。このブースは、新進気鋭のクリエイターやハイセンスな商品が並ぶ「ACTIVE CREATORS」エリアに設置され、同社が開発に関わった事業者が出展しました。
コロナ禍でオリジナル製品を開発したものの、自社単独で展示会に出展することに躊躇している印刷会社も少なくないかと思います。そうした企業は、集合ブースに参加して出展するのも良いかも知れません。また、認知度を高めることで事業を拡大できそうなお客様がたくさんいらっしゃいましたら、自社で集合ブースを企画して、お客様の展示会出展・販路拡大を支援することもできます。
ぜひ、集合ブースも上手く活用することで自社/お客様の販路を拡大し、厳しい市場環境にマケズ、売上・利益を伸ばしましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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