先日、美容院に行った際、待っている間にスマートフォンでQRコードを読み取ってアンケートに答えるよう言われました。アンケート項目は「名前」「連絡先(電話番号・メールアドレス)」に加えて、「37.5℃以上の発熱や体調不良の有無」「3週間以内の海外渡航歴(本人、家族・知人)」といった来店客の健康状態を把握するものでした。
これは、店舗スタッフと来店客の会話や接触をできるだけ少なくしつつ、店舗スタッフの新型コロナウイルスの感染リスクを抑えたり、感染者が出た場合にスムーズに連絡が取れるようにしたりするためのものです。店舗の感染防止策もあわせて紹介されていて、このアンケートを通じて、来店客・店舗スタッフ双方の安心感を高めることができるようになっています。
なお、アンケートに使われたシステムは「Googleフォーム」でした。これは、Googleが提供する無料でアンケートを作成・分析できるサービスで、こうした簡易的なものでも安心感を高めることができます。
ところで、2020年7月26日現在、東京の1日あたりの新型コロナウイルス新規感染者数が6日連続で200人を超えました。全国的にも新規感染者数は増加しており、2日連続で800人を上回りました。
また、7月22日には「Go To トラベルキャンペーン」が始まりました。これは、官民一体型の地域活性化、需要喚起を目的としたキャンペーンで、国内旅行を対象に宿泊/日帰り旅行代金の1/2相当が補助されます(ただし、東京発着の旅行は対象外)。
こうした状況の中、来店客と店舗スタッフ双方の安心感を高められる「連絡先・健康状態把握アンケート」は有効です。このアンケートだけで大きな売上をつくるのは難しいかもしれませんが、例えば、集客や顧客情報の管理・活用といった印刷サービスと組み合わせることで、既存顧客との関係強化/新規顧客開拓の武器にすることができます。
ワクチンや治療薬が広く使われてコロナ禍がおさまるまで、まだしばらく時間がかかりそうです。しかし、経済の活性化も不可欠です。ぜひ「連絡先・健康状態把握アンケート」を活用して、コロナにマケズ、持続的な成長を実現しましょう!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
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