『しゃべる印刷物』も提供しよう!

2019年11月13日〜15日の3日間、先端コンテンツ技術とデジタルコンテンツをテーマにした国際イベントDigital Content Expo(DCEXPO) 2019が開催されました(会場:幕張メッセ)。

この会場でパイオニアは、印刷物や看板、ガラス、壁などの既存設備に取り付けるだけで「音」を発生させることができるソリューション『Any-on』を紹介しました。Any-onは、アクチュエータ(振動ユニット)を印刷物に取り付けるだけで『しゃべる印刷物』を実現できる技術です。

マイクと(クラウド上で動作するAIを使った)音声補正技術を組み合わせれば『会話する印刷物』も実現できます。アクチュエータは様々なメディア(基材)に取り付けることができます。既存のものに取り付けられるので、新たな設備を用意する必要もありません。また、小型のため外観を損うこともありません。
 

Roland
 

今年(2019年)6月23日〜7月21日に実施された「茨城県常陸太田市自動運転サービス実証実験」では、バス停や自動運転車両に取り付けられ、車内アナウンスや(バス停での)音声案内に使われました。

先日開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会の際、スポーツバーやパブリックビューイングなどで試合を楽しんだ方もいらっしゃると思います。来年の東京オリンピック・パラリンピックでは、さらに多くの場所が試合の観戦会場となるでしょう。

そうした会場での臨場感をさらに高めるのに、例えば、スクリーンから離れた場所でも存分に楽しめるようにするのに、Any-onを使った『しゃべるポスター』は有効かと思われます。

 
Roland
 

もちろん、定常的に設置されている店内POPや、イベントやキャンペーンの会場で使われるポスター・看板などとAny-onを組み合わせても面白そうです。ぜひ『しゃべる印刷物』を活用して、印刷サービスの価値をさらに高めましょう!

 
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog