明けましておめでとうございます。
旧年中も大変お世話になりました。本年も何卒よろしくお願いいたします。
また、この度の能登半島地震により亡くなられた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
2024年1月1日、令和6年能登半島地震が発生しました。発生から1週間以上経った1月9日時点でも被害の全容が見えない大地震。この地震への対応で驚いたというか心を動かされたことのひとつに「企業の動きの早さ」があります。
発生がお正月ということで、ほとんどの企業が年始休業期間中だったと思います。にも関わらず、山崎製パン・敷島製パン・フジパンはすぐに行動を起こし、2日にはパンを被災地に届けました。アンカー・ジャパンのCEOは1月1日午後5時32分に「自治体の皆様 モバイルバッテリーやポータブル電源等が必要であればAnkerから提供しますのでDMでご連絡ください」とX(旧Twitter)に投稿、テスラモーターズ ジャパンも1月3日午前0時1分から北陸エリア所在の急速充電設備を無償開放しました。多くの企業の始業日となった1月4日・5日にも、たくさんの被災地への支援が表明・実施されました。
印刷会社でも素早い対応が見られました。能登半島地震で深刻な被害を受けた石川県珠洲市の同人誌印刷・一般印刷会社 スズトウシャドウ印刷は、1月2日 午後7時57分、自社や周辺の被害状況を撮影した写真付きでXに以下の投稿をしました:
「昨日(1/1)に観測された地震による弊社の被害状況を報告いたします。社屋はかろうじて無事ですが、機械の位置ズレや倒壊による故障、紙の倒壊等の甚大な被害が確認されました。運送会社様は荷受け停止、道路は通行止めの状況です。」
その20分後(1月2日 午後8時17分)には、1月7日開催の同人誌即売会 COMIC CITY 大阪 125(インテックス大阪)に出展するサークルに向けて、以下を投稿しました。この投稿を受けて、日本同人誌印刷業組合の加盟会社有志が1月2日夜遅くから次々と支援を表明しました:
「【1/7あわせのサークル様へ】
同人誌印刷業組合加盟のいくつかの印刷会社様で今からのご入稿でもご協力いただける可能性があるようです。以下URL先の会社へお問い合わせか、このポストにリプライされる印刷会社様をご確認ください。
日本同人誌印刷業組合」
以下の投稿から、地震から1週間経ってもスズトウシャドウ印刷はとても厳しい状況に直面していることが分かります:
「1/7現在、弊社は引き続き停電かつ断水中です。営業再開までは長い道のりになりそうです。
停電が解消された場所からマイページの閲覧が可能になりました。サークル様にはマイページから確認出来る範囲で今後のご相談をさせていただければと存じます。
雪が降ってきました。」
しかし、Xで「スズトウシャドウ印刷」を検索すると、たくさんのお客さまからの心温まる応援投稿を読むことができます。こうして寄り添ってくださるお客さまのためにも、長い道のりかも知れませんが、少しずつでも前に進んで営業を再開されることを願わずにはいられません。頑張れ、スズトウシャドウ印刷!
ブライター・レイター 山下 潤一郎 様
ブログへのリンク:Brighter Later Blog