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[1999.6.7] 先日、私どものお客様で初めてコンピュータウィルスというものに遭遇しましたのでご報告します。 おそらく私どものお客様の大多数が「コンピュータウィルス」という言葉は聞いたことがあっても自分の会社には全く無縁のことだと思われていることでしょう。 現にこのお客様もそのFDがウィルスに感染している(それも最新の「Auto Start 9805」というウィルス)などとは夢に思っていなかったそうです。そのためにMacintoshの異常ではないかと3台で実行し3台とも感染させてしまいました。そしてその3台のMacintoshを元に戻すために大変な苦労をすることになってしまったのです。マニュアル通りの駆除方法を用いてもなかなか解決できず、結局最後には3台とも初期化することになってしまいました。(初めから初期化すれば仕事の止まる時間は短いのですが、HDにデータがあるために初期化の結論を出すまでにいろいろとアガクことになったのです) 1データ毎に保存し(感染していないか調べながら)無事元の環境に戻すまでに感染してから丸1日かかりました。 これからパソコンを持つエンドユーザがますます増えると思われます。これは「ウィルス感染の4割強が外部からの持ち込みFD/MO」というデータからも分かる通り、ウィルスに感染する可能性が増す傾向にあるということです。そこで、ウィルス対策について触れてみようと思います。 コンピュータウィルスには、自己伝染機能、潜伏機能、発病機能があります。そしてウィルスに感染すると、
またウィルス対策の中では防止が最も大切で基本は、
とは言っても、なかなか守れるものではありません(お客様からのFDを出所が分からないからと返すわけにもいきませんから)。 では一体どうすればよいか、全く基本的なことですが1日に最低一回は更新中のデータをバックアップすることです。そうすればウィルスに感染しても最悪1日前の状態に戻るだけでよいわけです。感染してからのバックアップには上記のように各データのチェックが必要になり非常に時間がかかってしまいます。 最も簡単ですが、ほとんど行われていない日々のバックアップを心がけましょう。 ■関連URL http://www.ed.kagawa-u.ac.jp/~akiyama/mac/News/MacTroubles.html http://www.ipa.go.jp/SECURITY/index-j.html http://www.systemsite.com/Virus.html http://www.vaccinebank.or.jp/ http://www.zdnet.co.jp/viruschk/antivi1.html |
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